睡眠飛行

最近あまり寝ていない。

よく「いつ寝ているんですか?」と聞かれる。 僕は決まって「移動中に寝ています」と答える。

だから僕的には地方に行ったときに休まる。 新幹線なんかは長く乗るのが好きで東京大阪なんかだとちょっと物足りない感じがする。 新幹線は食事のサービスがないからゆっくりできる。 最近JR西日本は新幹線で「サイレンスカー」なる車両が設置されていて車内放送を一切しない。 これはなかなかうれしい環境でぐっすりと眠ることができる。 でも、駅に着く前にアナウンスがないから寝過ごしやすいという欠点もあるが、万一寝過ごしたとしても反対行きの新幹線に乗り込んでもう少し余分に寝られると思えば許してもよい。 窓側がすきなのは別に景色を見たいからじゃなくて、人の出入りがないから。 飛行機は新幹線に比べると脱出の案内だとか飲み物のサービスだとかシートベルトを付けろだとかいろいろとチャチャが入るのでなかなかぐっすりと眠れないものである。 しかし最近僕ははその過酷な環境でも構わなく熟睡する技を身に付けたようだ。

先日ニュージーランドから帰国する際、11時間の飛行で11時間寝ていた。 つまり乗り込んでシートベルトを付けた直後に眠り始め、関西国際空港着陸後に目覚めた。 一瞬だった。

このセンスを実現するには全てのサービスを放棄する必要がある。 知ると見たくなってしまうので映画の案内に目をやってはいけない。 食事のメニューも然りである。席に着いたらそのまま眠りこくるのがよい。

国際線でこんな感じだから、国内線はもっと徹底している。 待合室でも寝ているし、飛行機に乗ってからも1時間のフライトでちゃんと1時間20分寝ている。 僕はよく大分に行くのであるが、1時間ちょっとの飛行なのに、空港から市内までバスでなんと1時間半かかる。 これはなかなかしめたもので、余計に寝られると思うと嬉しくなっちゃう。

移動中に寝れば寝るほど夜の睡眠が短くて済み、その分限られた人生の時間を有効に使えると確信するのは僕だけだろうか。